以前使っていた横長のプランターを利用して、再びビオトープチャレンジ!
ベランダでビオトープシリーズも第4弾にして濾過器の導入を考えるに至りました。
過去の記事はこちら👇
エアレーションまでで一応は成功か?と思ったが
結局は1匹を残して⭐️になってしまいました。
■ 目次
原因はわからん! やっぱり水質かなぁ?
一応やるだけのことはやっていたので原因の特定には至っていません。
気になるのは最初元気だった水草が元気なくなったりボロボロになることがあった。
マンションベランダのビオトープなので日光不足も考えられるが
南向きのベランダの為にそれほどまでのマイナス要因とは考えにくい。
メダカ・水草・ミナミヌマエビ・水量等のバランスが悪いのか?
それが原因の水質問題か?
原因は水質と仮定して対策を打つ!
まあグダグダ考えていても仕方がないので水質改善の方法を考えることにした。
簡単なろ過器を作ってみてから
様子をみることにした。実際に作ってみたのはコレ👇
3つある小さい植木鉢は空きスペースに置いたら可愛いかなと思っただけなので無視してください。
ろ過と言っても3タイプある!
ろ過と言っても次の3タイプある。
簡単な絵で描くとこんな感じです。👇
①物理ろ過(今回はろ過ウールとハイドロボールを使用)
これは、皆さんがろ過という言葉を聞いて最初に思い浮かべるであろう、 フィルターなどを用いて水をきれいにする方法です。水の中の浮遊物などを物理的に取るといったろ過となります。
②化学ろ過(今回は活性炭とろ過シェルを使用)
文字通り化学物質を利用して水中のにごりや水の黄ばみの原因となる 物質を吸着・分解させることにより水を清潔に保つ方法です。
③生物ろ過(今回はバイオリングのみ使用)
これはフィルター内部のろ材やマットにバクテリアを繁殖させて 水中の有害物質を分解してもらい生き物にとって最適な環境をつくる方法です。
まずは物理ろ過部分を作ってみる!
まずは物理ろ過を行う部分を作るパーツはコレ👇
●ウィズ530(スリム)クリアー
これをまずシール等を取って綺麗にする。
次に園芸用のネットを四隅に設置してハイドロボールを入れる。(一番上にはろ過ウールを置きます)
次に化学ろ過部分を作ってみる!
化学ろ過部分のパーツはコレ👇
●No.1353 ラッセバスケット スリム アイボリー
※写真を撮るのを忘れましたが底に適当に穴を開けて下さい。←コレ重要です。
(写真ちょっとピンボケですw)
これの何が素晴らしいって
前述のウィズ530(スリム)クリアーとシンデレラフィット並のジャストフィットしちゃうんです!
こんな感じです👇
しかも微妙に隙間が空いているので
物理ろ過のパーツから水がメチャいい塩梅で下(化学ろ過パーツ)にポタポタ落ちます。
中には活性炭とろ過シェルを入れております。
これは中々GOODです!
そして
このウィズ530とラッセバスケットを
これ👇に載せます!
No.1351 ラッセバスケット B5 アイボリー
もちろん!ただ載せるだけではありません。
こんな感じに生物ろ過できるようにしてみます!👇
生物ろ過部分を作ってみる!
生物ろ過部分は少し水を滞留させる感じで考えます。
そのほうが効果高そうなんで(笑)。まずリングろ材を入れます。
その上から底上げする意味で『どんとキャット』を使います。
結構優れもんなんで私は他にもちょこちょこ使います。(すみません!コレはDAISOです)
こんな感じにセッティングします👇(サイズ合わせのカットも普通のハサミでOK)
もう少し多めにリングろ材を入れるつもりです。
そして今回一番感動した優れものパーツはコレ👇
PVC ネジ付ソケット タンク 隔壁用 (13A)
(上の写真の一番上につけた排水用に使っているソケットです!)
サイズを測ってハンダごてで溶かしながら穴を開けるだけで大丈夫ですよ!
ソケットにはパッキンもついてるんで水漏れも現在までしていません。
このソケットは意外や意外、コーナンやホームズ等のホームセンターでは私は見つけることができませんでしたのでネット購入が良いかと思います。
ろ過器にどうやって水を循環させる?
ろ過器は大筋できたが
問題はどうやってろ過器まで水を運ぶかだが
ポンプを使うところまでは即効で決まったのだが
問題は電源問題。ベランダビオトープ をしているベランダにコンセントが無いのである。
これは正直参ったがネットで色々検索していると良さげなポンプがヒットした。
この小型ミニポンプ👇
一番魅力的だったのがUSB電源であることです。
使用電力も大したこと無いので
少し大きめのモバイルバッテリーやソーラパネルを使ったりすれば
かなり有効に使えるのでは?と判断できたからです。(音もメチャ静かです)
ソーラーパネル付きモバイルバッテリーも面白いかもw
小型ポンプはそのまま使うとモロにゴミが詰まってしまいそうなので
こんな感じでウールマットと園芸ネットを適当に詰め込みます。
コード等もこんな感じでハンダゴテで適当に穴を開けていく。
ちなみにこの小型ポンプにサイズ感が合うチューブはコレです。
さあセッティングしてみよう!
こんな感じでセッティングしてみました。
赤丸のシャワーパイプは
このセットを購入しシャワーパイプ部分だけを使用。
シャワーパイプとシリコンチューブをくっつけるのはグルーガンで十分。活躍してくれますよ。
ちなみに小型ポンプに合うシリコンチューブはコレ👇
ろ過器での水の動きはこんな感じ
小型ポンプから汲み上げた水は
シャワーパイプから噴き出して
ろ過ウールとハイドロボール(物理ろ過)を通って
下の化学ろ過のケースに落ちていきます。
そして化学ろ過のケースに落ちた水は底に開けた穴を通って
生物ろ過のケースに溜まってから水槽に流れ込むという流れです。
最後に ビオトープにろ過器は必要なのか?
ビオトープの水槽の中で水草が光合成を行い、水草が酸素を出し、生物が出した糞尿や汚れをバクテリアが分解し、分解されたものを水草が養分として吸い上げるという「食物連鎖」が水槽の中でも起こっています。
この『食物連鎖』が完全に機能していれば、ろ過装置は必要ではありません。
ただし、これは地球規模の大きな世界での話ですので、ご家庭でのビオトープでろ過装置が必要ないかというと話は別です。
キチンと食物連鎖がうまくいっていれば、ベランダのビオトープでもろ過装置は必要ありません。
しかし、小さな水槽で、地球と同じような大規模のろ過機能していくというのはほぼ不可能でしょう。
メダカ、ヒメタニシ、ミナミヌマエビも糞尿を出します。いったいこれをどうやって無力化するのか?
そのことを考えれば、家庭のビオトープにろ過装置は必要だと思います。
ろ過器は大自然の山や森林、大地の土や砂の役割と考えることができます。
今回のろ過器を制作する過程で電源問題が出てきました。
ビオトープ=『自然に近い状態』という考えならば
電源に関しては『ソーラー(太陽)』を利用するのもありと感じます。
時間がなく今回はできませんでしたが近々考えてみたいと思います。
以上